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西粂原・不動様の縁日

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 西粂原の不動様では、正月二八日と六月二八日が縁日である。正月の縁日には、不動様の扉を開いて供物をし、寮の中で簡単な飲食をする。六月の縁日には、不動様の境内を中心に灯籠をつけ、晩になると村の者がお参りにきた。気候も暖かくなるので、参拝者も一月に比べると多く、大道店(露天商)も出たという。賑やかな縁日が行われていたのは第二次世界大戦前である。また、寮の中では簡単に飲食したものである。