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山崎の観音行

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 山崎では、三月のオトキや九月一日の二百十日のオトキの際に観音行を行っていた。太鼓を叩きながら、観音経を唱える行事であり、いずれの場合も明治二〇年生まれくらいの人が出ていたころまで行っていた。三月のオトキには、ムラの常会で、ムラの役員の改選のほか、代参講の代参者を決めるくじ引きも行われた。また、二百十日は、観音行が行われないようになるとオトキを行うだけになり、現在は何も行っていない。