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宮東の伊勢講

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 宮東の柚の木、松の木島、内野では、第二次世界大戦前に代参による伊勢講が行われていた。伊勢講では、毎年秋に米二斗、春に麦一俵を積んで、七年の間に一回、代参でいけるようなシステムで、毎年二人くらいずつの代参者を出していた。伊勢に代参でいく場合は、伊勢神宮だけでなく、京都や奈良、橿原(かしはら)神宮、熱田神宮なども廻ってきたものである。代参から帰ると、村社である姫宮神社に敷石や唐獅子などを奉納したりした。