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平庭

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 平庭は、演目の中に水車やカッパナシなど、農作業に関係した名称の出て来る曲である。また、他の曲と比べて、隠しとの類似性が高い。
 総立ちといって三匹が同時に立って舞を始めるのも、他の曲と異なるところである。また、唄が入るのも特徴である。唄は太鼓がうたい、切れ目では笛と太鼓が合の手を入れる。唄が終わると舞が入る。中獅子を先頭に女獅子、男獅子と時計周りに丸くなり、舞の途中で「まわるはくるま、まわるはくるま、くるくるまわるは水車」という文句が入る。その後、「おいとま申して いざ かいりなんせ」という文句で、笛に変わり、最後の舞を舞って終了する。

4-57 平庭