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お七夜

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 生まれて七日目をお七夜、ヒトシチヤという。この日の昼ごろ、実家の親、仲人、親戚、産婆、隣組などを呼んで、小豆飯を炊いてお祝いをした。この日は生児の名付けをし披露する日で、生児は皆に抱かれた。産婦は床上げの前なので、少しあいさつをする程度でヘヤに戻る。しかし、小豆飯だけは「お祝いだから」と食べることができて、これはおいしかったという。