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目次
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第五章 人の一生
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第一節 誕生と成長
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三 子供の成長と儀礼
病気のまじない
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子供がかかりやすい病気の一つに百日咳がある。山崎ではこれを除けるため、生まれて初めての七草に近所から七草粥をお猪口に入れて、もらって歩いた。この七草粥を子供に食べさせるとクチムキ(百日咳)を患わないという。また、ひきつけたときには井戸に首を突っ込んで、その子の名前を大声で呼ぶと気がつくという。