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おしめ

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 おしめは産前に実家が用意した。柔らかく、吸水性が良い古い布団がわや浴衣を解いて一〇〇枚くらい作っておいた。また、綿入れのおむつ布団をおしめの外側に巻き、着物の紐で縛った。現在のおむつカバーと同じ役目である。昔はおしめを二年半くらいつけていたので、歩くのが遅かった。おしめに関する俗信としては、夜に干したままにしておくと夜泣きするといわれた。