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オチョウメチョウ

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 オチョウメチョウは六歳から一〇歳くらいの親戚の子から男女一人ずつ選ばれた。家によっては「親戚の内、総領(初子)の男の子、女の子に頼む」、あるいは「両親がそろっている子がなる」などという。また、婿と嫁の双方の親戚から一人ずつ出した家もあった。オチョウメチョウは三三九度だけでなく、嫁の入家儀礼では松明とばしをする。オチョウメチョウは帯解きの着物を着ていた。

5-24 三々九度の盃と盃台 昭和30年代