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三十五日・四十九日

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 死後三五日か四九日は一つの区切りとして、どちらかに親戚や葬式を手伝ってくれた人を呼んで、住職にお経をあげてもらって法要する。お礼としてご馳走を振る舞い、シキモノとしてまんじゅう、反物、敷布などを用意した。また、この日までに塗りの位牌を作り、葬式に用いた白木の位牌は寺に納める。この日までは線香は一本、この日を過ぎると二本立てる。
 この日が過ぎると神棚に張ってあった半紙を外し、庭先で焼く。このあと、百か日もひとつの区切りとして法要を営む家もある。