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衣料不足時代の絹布織り

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 絹布織りは昭和初期に衰退したが、昭和二〇年代初期から中期にかけての衣料不足時代には、保管しておいた繭から糸を引いて方々で絹布織りが復活した。また、繭を機屋に頼んで銘仙や平絹に織ってもらい、これを染めて着物に仕立てる者もあった。