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目次
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第六章 身のまわりの生活史
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第一節 衣生活
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一 衣料
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(二)絹織物
紺屋
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白生地を染める紺屋は、「河原の紺屋」と呼ばれる百間の井上染物店をはじめ、中須、藤曽根、逆井、中島など町内の方々にあった。また、杉戸町や春日部市、白岡町根金の紺屋に頼む家もあり、杉戸町の紺屋は宮代町の農村部にも注文を取りに来ていた。紺屋にはたくさんの見本があり、これを見て注文をした。また、紺屋では、生糸や木綿糸の染色も行っていた。