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目次
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第六章 身のまわりの生活史
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第一節 衣生活
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三 ふだん着とよそゆき
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(一)ふだん着
防寒着
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防寒着には、綿入れのソデナシやハンテン(半纏)があった。また、男性のあいだでは綿入れのドテラも用いられた。
着物の下には、防寒用のモモヒキをはいた。男性のモモヒキは木綿紺無地の袷で、裏地には浅葱木綿が用いられた。女性や子供のモモヒキは、ネルの単物であった。