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目次
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第六章 身のまわりの生活史
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第一節 衣生活
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四 晴れ着
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(二)婚礼
花婿衣装
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花婿は、黒羽二重の紋付に羽織袴を着用した。また、紋付の代わりに平絹の縞の襲を着用する者もあった。戦争中は衣装を新調するのが困難であったため、兄や親戚からの借り物ですます者が少なくなかった。そして、戦争が激化すると、多くが国民服で祝言を挙げた。