ビューア該当ページ
目次
/
第六章 身のまわりの生活史
/
第二節 食生活
/
二 日常の食事
/
(四)食事の賄い
ガス釜や電気ガマの普及
536 ~ 536 / 772ページ
昭和三〇年代後半には、ガスを引いてガス釜を導入し、これを日常の炊飯に用いる家が増えていった。また、同時期には電気炊飯器も普及した。一方、従来の竃も健在で、これは人寄せ時に大量のご飯を炊いたり、餅搗きの際に糯米を蒸すのに用いられた。こうした新旧エネルギーの併用は、昭和四〇年代まで続いた。