ビューア該当ページ
目次
/
第六章 身のまわりの生活史
/
第二節 食生活
/
三 ハレの食事
/
(二)折節のカワリモノ
節分のイワシとゆずの味噌漬け
550 ~ 550 / 772ページ
節分には、トシコシイワシ、トシトリイワシと称してイワシ(メザシかホオザシ)を買い、頭を焼いてトボグチやウラグチに刺す一方、晩には身を焼いて食べた。節分に生臭いものを食べると、病気にかからないといわれた。また、節分には、冬至に仕込んでおいたゆずの味噌漬けを出し、これを切って食べた。年越しにゆずの味噌漬けを食べると邪気払いになるといわれた。