ビューア該当ページ
目次
/
第六章 身のまわりの生活史
/
第二節 食生活
/
三 ハレの食事
/
(二)折節のカワリモノ
夏の土用餅
554 ~ 554 / 772ページ
浅間様、シシサマ、天王様、七月二〇日の姫宮神社祭礼、二一日の鷲宮神社灯籠祭り、二四日の権現様といった夏の行事には、餅を搗いて親戚に配るのを習わしとする家もあった。夏の餅はドヨウモチ(土用餅)と呼ばれ、これを食べると力がつくといわれた。