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目次
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第六章 身のまわりの生活史
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第二節 食生活
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三 ハレの食事
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(三)通過儀礼の食事
お七夜の宴
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子供が生まれて七日目のお七夜には、親戚や産婆を招待して祝いの宴が催され、中でも総領(長男)の祝いは豪華に行われた。
お七夜には、小豆飯がつきものとされた。料理は、煮しめ、てんぷら、魚の煮付けなどで、豪華な家ではタイの尾頭付きも出された。また、鶏を飼う家では、これをヒネッテ調理した。