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目次
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第六章 身のまわりの生活史
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第三節 住生活
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一 屋敷構え
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[屋敷構え]
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[屋敷構え]
[屋敷構え]
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屋敷構えとは、母屋とそれに付属する木小屋・物置などの建物、作業場としての庭、さらには屋敷林に至るまで民家を取り巻くすべての配置をさす総称である。一軒の宅地の中での配置である。一般的に母屋を中心に木小屋・物置・蔵・井戸・屋敷神・外便所などが配置されている。母屋の向きは屋敷の辰巳や富士南の方角がいいといわれている。
また、町内ではあまり見られないが、水害時の避難用に水塚といって、小高く土を盛った上に蔵が建てられている例もある。
6-29 母屋と庭 昭和40年代前半(中村氏所蔵)