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目次
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第六章 身のまわりの生活史
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第三節 住生活
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一 屋敷構え
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[屋敷構え]
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[屋敷構え]
生垣
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農家の場合、屋敷の周りは生垣で囲われることが多い。樹木は屋敷の南側にはあまり背の高くないものを、北側には母屋の屋根より高いものを植えた。樹木の種類は榎・ケヤキ・カシ・杉・ヒバ・竹・珊瑚樹・モチノキ・ザクロなどさまざまである。
本田の隣組では、それぞれの家で母屋の入り口を背に右側(西南)の垣根を作る約束になっていた組がある。したがって、反対側(左側)の生垣は隣の家で植えた。