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[屋根葺き職人]

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 屋根葺き職人の仕事は、主に農作業の終わった九月から一一月の間に行われた。正月以降も仕事はできるのだが、仲間が集まらなかった。

6-43 屋根葺き 茅を踏み込む(郷土資料館 旧加藤家)

 屋根葺きの依頼主をダンナという。ダンナは職人に朝、昼、夜の食事を出した。職人は仕事が終わるとその家で風呂に入ってから帰る。このように職人は大事にされた。