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ハリトリ

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 屋根葺き作業で茅を縄で縛るとき、屋根葺職人は屋根の上から屋根の内側のハリトリと呼ばれる人がヤリヌキという道具で縄を職人のいる屋根の上に出してやる。この時にはお互いに顔が見えないので、ヤリヌキの出す位置を右の時には西、左のときには東と声を掛ける。これを屋根の中にいるテコマイが言う。この時、職人一人に対し、ハリトリは二人必要である。