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土間

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 この辺では左官職人で農家の土間を手掛けている人はいない。宮代町郷土資料館の民家の土間を造ったときも、想像しながらニガリを入れた土で造ってみたものである。農家の土間に凸凹の土間があるのは、きちっとした造作をしていないから、箒で掃いたりすると凸凹が出るのである。
 土は粘りけのあり、目が細かいノガタの里土がよい。この辺では、姫宮駅から役場付近までの土がよかった。須賀地区は里土である。農作業には大変な土である。