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[橋]

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7-3 清地橋完成記念葉書 昭和8年


7-4 宮東橋 昭和62年ころ

 『武蔵国郡村誌』によって明治初期の当町の橋について見てみたい。表4は、『武蔵国郡村誌』に記載された橋をまとめたものである。
 悪水路である六つの落し堀川と二つの用水路に二七の橋が架かっていた。御成道に架かる和戸橋、国納橋、前堀橋の三橋は幅二間と広いが、ほかの橋は一間三尺~四尺であった。多くは木組の上に土を盛って橋道を固めた土橋であった。隼人堀に架かる尼沼橋、台橋、北橋は木製であるが、幅四尺・長さ五間ほどの細長い橋である。また、笠原落堀に架かる笠原落堀橋と、笠原北側用水に架かる京橋は石橋である。
表4 『武蔵国郡村誌』に見る橋一覧
河川筋橋 名道 名長さ造り場 所
古利根川清地橋岩槻道20間9尺土造百間村
河原橋岩槻道20間1間3尺土造須賀村
和戸橋日光御成道13間2間土造和戸村
姫宮堀姫宮落堀橋岩槻道5間1間土造百間村
橋戸橋久喜道3間1間土造百間中村
高橋里道5間9尺土造百間東村
中島橋村道4間7尺土造百間東村
姫宮堀橋岩槻道5間半7尺土造百間西原組
精進橋野道4間1間土造蓮谷村
笠原落堀笠原堀橋岩槻道4間半1間土造百間村
姫宮橋里道2間半4尺土造百間中村
大工橋久喜道4間9尺土造百間東村
榎戸橋里道4間8尺土造百間東村
逆上橋村道2間半1間土造百間金谷原組
笠原落堀橋岩槻道3間7尺石造百間西原組
隼人堀尼沼橋村道5間4尺木製百間中村
台橋野道5間4尺木製百間中村
北橋野道5間4尺木製百間東村
備前堀国納橋日光御成道7間2間土造国納村
(備前)前堀前堀橋日光御成道4間2間土造和戸村
笠原南側用水千本杉橋里道2間1間土造百間金谷原組
平島橋村道2間1間土造百間金谷原組
笠原北側用水小橋里道9尺7尺土造百間中島村
西浦上橋久喜道9尺6尺土造百間中島村
西浦下橋岩槻道9尺6尺土造百間中島村
京塚橋岩槻道7尺5尺石造百間金谷原組
宮前橋村道9尺6尺土造蓮谷村