ビューア該当ページ

[渡し場]

617 ~ 617 / 772ページ
 架橋や橋の修理には費用がかさみ、維持・管理が必要であった。そのため小荷物の運搬や日常の往来のみが必要な場所では渡し船が用いられた。杉戸・粕壁宿間の古利根川には、三か所に渡し場が設置されていた。上流から矢島の渡し(宮東~堤根村・現杉戸町)、紺屋の渡し(百間東村~本郷村・現杉戸町)、ガッタの渡し(百間東村~小淵村・現春日部市)である。