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目次
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第七章 交通・交易
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第一節 交通
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四 交通機関の発達
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(一)乗合馬車からバスヘ
乗合馬車
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和戸宿のソウメン屋(M家)は干しうどんや素麺を作って売る店だったが、大正末期から昭和初期には和戸駅~幸手駅間の馬車のウマヤド(馬宿)もやっていた。当時はまだ東武日光線が通っていなかったので、幸手へは和戸から馬車で行った。このころ、汽車では和戸―春日部間は約一五分で運賃は一五銭たった。馬車はそれよりいくらか安かった。