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乗合馬車

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 和戸宿のソウメン屋(M家)は干しうどんや素麺を作って売る店だったが、大正末期から昭和初期には和戸駅~幸手駅間の馬車のウマヤド(馬宿)もやっていた。当時はまだ東武日光線が通っていなかったので、幸手へは和戸から馬車で行った。このころ、汽車では和戸―春日部間は約一五分で運賃は一五銭たった。馬車はそれよりいくらか安かった。