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紙芝居

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 ①決まった場所に来て拍子木(ひょうしぎ)を叩いて子供を集めて見せた。引き出しには水飴(たぐり飴)やせんべいが入っていた。水飴は二円だった。
 ②拍子木を鳴らして、紙芝居が来た。紙芝居を見る前に水飴やかみせんべいなどの菓子を買って観た。昭和三〇年前後で菓子は五円くらいだった。
 ③大正一五年から来ていた。自転車でやって来て、太鼓や拍子木を叩いて集落を一周し、空地や神社の境内などで子供が集まると紙芝居を始めた。「黄金バット」などを見せていた。戦後まもなく来なくなった。

7-12 紙芝居(秩父市立民俗博物館所蔵 鷲宮町立郷土資料館提供)