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そのほかの商店と職人

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 床屋は和戸宿に二軒あり、一軒はまんじゅう屋の入り口(11)もう一軒は本郷橋へ向かう道沿いにあった(34)。モト大工(49)の母親はカミイサンで、女性の日本髪を結っていた。K家所有の二軒長屋にはアンマサン(6)がおり、頼まれると出かけていってマッサージを行った。
 そのほか、和戸宿には自転車屋(18)、Y薬局(47)、籠屋(59)があり、停車場新道の和戸駅寄りには新聞屋(74)やたばこ屋(76)があった。出産に際しては、停車場新道のI産婆(61)が活躍した。