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お獅子様

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 四月五日に当番四人が北埼玉郡騎西町玉敷神社に出かけ、ご神体(お獅子様)と天狗の面・賽銭箱を二人一組で担いで借りてくる。お獅子様は桧の箱の中に納められ、疫病払いにムラを回る。天狗の面を被った人を疫病神に見立て、かつては橋の上から川に投げた。現在は天狗の面を被った人を橋の上で胴上げをする。この行事を一度止めたことがあるが、伝染病が流行したのでその後復活し、今でも行われている。