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屋根葺き

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 屋根葺き作業は多数の人手が必要とされ、親戚や近所の人が手伝って行われる。また、施主の友人など普段から懇意にしている人にも手伝いを頼むこともある。屋根葺きには大量の茅や麦、縄が使用され、縄は自分の家で用意するが、お寺の本堂などの場合は檀家が用意することもある。茅の準備するのに一年間で用意できない場合は、数年間にわたって茅を保管しておくことがある。
 手伝いに来る人の手間は、互助ということでお互いの手間の交換となり、屋根葺きが終わった後には飲み食いを振る舞う。中には職人よりは少ない金額であるが、お金を支払う場合もある。この手伝いをテコマイといい、屋根屋職人の手伝いを行う。
 内野では、屋根葺きの手伝いには五人組の全戸が参加して行った。

8-3 屋根葺き 平成5年(郷土資料館 旧加藤家)