ビューア該当ページ

中村

718 ~ 718 / 772ページ
 「中村は元、百間村の内なりしを、寛永元年(一六二四)池田甲斐守が先祖備中守に賜りし時、家人中村長兵衛なるものを指揮せしにより、彼が氏をもて村名となせしという。これは分村以前の事なれば、小名のごとく唱えしものなるべし。その後元禄八年(一六九五)分村せしとて、現に元禄改の郷帳には中村と載て、側に百間の二字を添えたり」とある。中村は百間村から元禄八年に分村したことが分かる。(『風土記稿』)