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道仏

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 開発は、天正一八年(一五九〇)島村出羽宗明なるもの開発して道仏村といいしという。宗明が、先祖島村弾正左衛門高智と号す。近江国に住し、細川高国に仕え、享禄四年(一五三一)六月二四日摂州尼崎に於いて入水して死せり。その子近江入道道明、東国へ下りて当村に住し、天正一二年八月一五日卒す。出羽宗明はその二子にして寛永元年一〇月五日卒す。(『風土記稿』)