まりつき唄には次のようなものがある。
①てんてんてんまり てんてまり てんてんてまりの 手がそれて どこから どこまで 飛んでいった
垣根を越えて 山越えて 表の通りへ 飛んでいった 飛んでいった
(東)
②一番はじめは宇都宮 二は日光東照宮 三は佐倉の宗五郎 四は白木屋呉服店 五つは出雲の大社 六つは村々鎮守様 七つは成田の不動様 八つは八幡の八幡様 九つは高野の高野山 十は東京二重橋
(東)
③あんたがたどこさ 肥後さ 肥後どこさ 熊本さ 熊本どこさ せんばさ せんば山には 狸がおってさ それを猟師が鉄砲で撃ってさ 焼いてさ 煮てさ 食ってさ それを木の葉で ちょっとおっくせ
※「さ」のとこでまりつきの足の下をくぐらせる。
※「おっくせ」で毬をまたいでスカートの中に隠す。
(宮東)
図16 まりつき