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目次
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第一章 原始・古代
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水辺に暮らす
古墳をつくる
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真っ黒い塊としての権力が各地に拡がった。権力は、現世のみならず来世にまで継承されることを望んだ。古墳という巨大な塚は、まさに権力そのものである。土と石くれのみで造られた巨大な古墳は、周りに埴輪(はにわ)を立て並べ、いやおうもなく見る人を威圧する。姫宮神社周辺には一五〇〇年ほど前の、そうした古墳がひっそりと埋もれている。
◎姫宮神社古墳出土の朝顔形埴輪
◎姫宮神社古墳現況図