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殿様が来る、将軍が行く

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 戦いにくれた日々も終わり、新しい時代がやってきた。江戸に徳川家康が入城し、まもなく幕府を開き、天下の中心地として栄えた。村は旗本服部氏によって治められ、その中心地には館を建てた。村の最も人きな寺院である西光院に対しては、五〇石の領地が安堵された。
 初代将軍の家康が亡くなると日光に祀られ、以降、将軍が日光東照宮へお参りするために整備された御成道を通った。そのため、村人たちは総出で道を直したり、砂をまいて敷き詰め、きれいに掃除し迎えた。時には西粂原の鷲宮神社で将軍が休憩したという。
 

◎久喜藩陣屋跡


◎西粂原付近の日光御成道(現在の様子)

         第十二代将軍家慶は、日光社参の際に西粂原の鷲宮神社で休憩した。
 

◎領主変遷


◎岩槻城黒門


◎嘉永7年 佐倉御支配御用留帳 (折原家文書)


◎佐倉藩最後の藩主 堀田正倫(まさとも)の墓 (佐倉市内)


◎旗本永井氏三代位牌 (鈴木氏所蔵)


◎旗本永井氏三代位牌(裏面) (鈴木氏所蔵)