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田・畑・屋敷

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 元和五年十一月、須賀村では十六日から始まる検地の話で名主たちが話し合っていた。検地を行うのは、関東郡代伊奈半十郎忠治の家来たち。検地は面積を測るとともに地味、耕作者、収穫量を調べるために行われる。役人を案内する者、役人たちが泊まる家、役人たちに出す料理などが決められた。二十四日、無事に検地が終了した。
 今年も年貢が割り当てられた。年貢は村に割り当てられる。元和五年の検地帳から作った名寄帳を使って、名主たちが農民ひとりひとりに年貢を割り振る。江戸には船に乗せて運んでいく。年貢を蔵前に運べば、一年も終わりを迎える。
 

◎元和5年 須賀村新田検地帳 (戸田家文書)

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◎元禄3年 久米原村屋敷御検地水帳 (岡安家文書)


◎元禄10年 百間村検地帳 (折原家文書)


◎慶安元年 子ノ年須賀村年貢割付 (戸田家文書)

              年貢割付としては、宮代町で初見のものである。
 

◎文政3年 年貢減免願 (岩崎家文書)


◎安政5年 年貢籾俵付札 (岩崎家文書)