ビューア該当ページ

混乱と夜明け

60 ~ 62 / 117ページ
黒船がやってきて、うわさは人々を惑わした。
村には無宿人や悪党が、金品をねだりにやってくる。
農民たちも戦いに駆り出されるようになり、自衛の為に武器を持つようになった。
武士の時代が終わりを迎え、新しい時代がやってきた。
江戸は「東京」と変わり、将軍に代わって京都から天皇がやってきた。
そして、名主様は戸長になり、藩も廃止され埼玉県となった。
 

◎享保8年 三笠付並博奕御法度書判形帳 (戸田家文書)

 世の中が乱れてくると、人々の生活も乱れてくる。幕府からはたびたび、世の風潮を正すため取り締まりに関する命令が出された。
 

◎黒船来航防備図 (岩崎家文書)


◎文久元年 和宮下向ニ付桶川宿加助郷廻状 (市川家文書)

 
 

 

江戸時代、
町域では新田開発が盛んに行われ、
多くの田畑が開かれた。

私たちの周囲に広がる
豊かな自然環境は、
こうした先人(せんじん)たちから
受け継がれてきたものである。