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第五章 民俗
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暮らしと家
[暮らしと家]
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かつての農家の屋敷は、母家とそれに付属する木小屋・物置などの建物、作業場としての庭、さらには屋敷林などで構成された空間であった。母家の向きは屋敷の辰巳や富士南の方角がいいといわれている。
宮代町の農家の一般的な間取りは、図のような田の字型の四間取りが基本になっている。このほかに後や前にツノ(角)という部屋を加えたツノヤ(角屋)という五間取りから七間取りもある。