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身代神社

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むかしある武将が奥州に落ちのびようとしたときのこと。今の身代神社の辺りまで逃げてきましたが、もうすぐそこまで追っ手が身近に迫っており、武将の娘である姫が捕らえられそうになってしまいました。あわれに思った村人たちはこの姫をかくまいました。村人はコノシロという魚を焼き、追っ手の者に姫の行方を尋ねられると、「姫は亡くなりました。」と答え姫の命を救いました。コノシロは焼くと人を火葬したときと同じようなにおいがしたそうです。村人に感謝した姫は、このコノシロにちなんで身代神社を祀ったと伝わっています。