ビューア該当ページ
目次
/
第五章 民俗
/
宮代むかしむかし
/
伝説
ぶっさり地蔵(宝光寺)
117 ~ 117 / 117ページ
西粂原の宝光寺にある地蔵尊をぶっさり地蔵といいます。昔、近郷近在の若者が杉戸宿に遊びに行った頃の話です。夜道を歩いての帰り道、宝光寺の近くまで来たときに肩に若い娘がおぶさってきました。暗くて顔も見えなかったのでそのまま背負って歩き、我が家も近づいてきたのでどんな娘かと思い振り向いて見てみると、娘ではなく地蔵尊がおぶさっていました。あわてて問いただしてみると、宝光寺の地蔵尊だと答えたそうです。