解題・説明
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【判型】大本1冊。 【作者】不明。 【年代等】江戸後期書か。 【概要】分類「往来物(歴史科)」。現存唯一の三次本は前後を欠く零本で、主に木曽義仲の出自や人物像、上京してからの様子(途中で終わる)などを書き綴るため、もと前後数巻で源平争乱のあらましと主要人物を紹介した往来物であったと思われる。現存本は「入道相国、かやうにいたく無情あたり奉られたりける事を、流石真おそろしうや思れけん…」で始まり、「…平家を追落さんとすなり。義仲も東山・北陸両道を(以下欠)」までの本文を大字・3行・無訓で記す。 【備考】本書の文面は前後を欠くため少なくとも3巻以上の往来物であろう。現在のところ、三次本以外に所蔵が確認されていないため、全貌は未詳。(小泉吉永 記)
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