解題・説明
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【判型】半紙本1冊。 【作者】浅野米次郎(はな賀舎・雨燕)作。錦隣子(米仙・久保田米僊)画。 【年代等】明治15年(1882)7月刊。[京都]浅野米次郎蔵版。太田活版所売出。 【概要】分類「往来物(女子用)・戯文」。異称『今川になぞらへわちき達をゐじめる粋詞の条々』。『女今川』をもじって芸妓の心得の数々を綴った戯文。本文は大きめの活字で7行、頭書は小さめの活字で12行で記す。「一、芸道をしらでは座敷勤まらぬ事」以下の21カ条と後文から成る。頭書に「芸妓の濫觴」「芸妓の信心すべき神仏」「芸妓の所持すべき薬」「頭髷之事」「衣類之事」の記事を載せる。巻末に『娼売往来』『舞子心得草』『客村夜話』の近刊予告を掲げるが未詳。 【備考】活版和装本。本文首題に「げいぎいまかはしやう」とルビを付す。(小泉吉永 記)
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