1 カメ類

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 カメ類は新たに4種加わり5種となった。以前から記録されていたカメは、ミドリガメの呼称でペット用に売られている北米産のミシシッピアカミミガメが野生化したものである。今回新たに加わったクサガメとイシガメは狭山丘陵の在来種と考えられるが、神社や公園の池に生息するものは、人為的に持ち込まれたものと思われるものも少なからずみられる。スッポン(移入種)とカミツキガメ(外来種)がいずれも瑞穂町の残堀川等で捕獲されている。カミツキガメは2000年12月の「動物の愛護および管理に関する法律」の一部改正で、「人命、身体又は財産に害を加えるおそれのある動物」の指定を受け、危険動物として近年急に有名になったカメである。今年上野の不忍池で卵が発見されたことにより日本の野外での繁殖も確認されたワニガメも、このカミツキガメと同じ科の北米産の大型水生ガメである。