外来ペットの放置。カメ類は飼育が容易でアパート等の室内で飼育できるのでペットとして需要がある。ミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)は、国内では1950年代後半から孵化後間もない幼体が輸入、販売され、1960年代後半から野外で野生化した個体が見つかるようになった。カミツキガメは1960年代から輸入されており、最近まで孵化後間もない幼体が大量に輸入され、安価に販売されていた。両種とも成長するにつれ攻撃的になるため、飽きられたり、持て余されたりして野外に遺棄されており、在来種のクサガメやイシガメとの競合による影響が懸念される。