目次
/
瑞穂町の動植物 瑞穂自然科学同好会
/
瑞穂町の両生類
/
[瑞穂町の両生類]
トウキョウサンショウウオ(サンショウウオ科)
49 ~ 49 / 154ページ
全長8~13㎝。福島県から愛知県までの丘陵地に生息する。瑞穂町では狭山丘陵の金堀沢で多く記録があるが、高根の谷戸や殿ケ谷の滝田谷津、桜沢でも成体が確認されている。林内の落ち葉や倒木の下などで昆虫やミミズなどを餌として生活し、3月の春の気配を感じる頃になると、湧水の湧き出る湿地や道端の水溜りなどの止水に雌雄が集まり、産卵をする。1匹のメスで2個のバナナ型の卵嚢(らんのう)を産む。幼生には鰓(えら)があり水中で生活するが、普通は6ヵ月くらいで変態し陸上生活に移る。
トウキョウサンショウウオ