オナガサナエ

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 平地、丘陵地、低山地のやや幅の広い清流に生息するサナエトンボの一種。瑞穂町には発生する環境がないが、幾度か確認されている。オナガサナエはかなり遠くまで移動することが知られているので、多摩川などで発生したものが飛来してきたのではないかと思われる。羽化後、一気に遠くの木立を目指して飛び立っていき、未熟な間は羽化水域を離れた林間で生活し、成熟すると川に戻ってくる、という生活をしている。
 瑞穂町では1989年8月と2005年8月に記録がある。

オナガサナエ