コオロギ科の種はほとんどが黒い色をしていて、草地に棲んでいる。ツヅレサセコオロギは最も普通に見られるコオロギで、「リーリーリーリー」と続けて鳴き、公園や庭先などでも鳴き声を耳にする。エンマコオロギは26~31mmほどの大型のコオロギで、「コロコロリー」と鳴く。ミツカドコオロギのオスは顔の側面が三角形に突出していて特徴的な顔である。
ツヅレサセコオロギ(オス)
クサヒバリは7mmほどで淡黄褐色。低木に棲み、「フィリリリリ…」と続けて鳴く。ウスグモスズも木の上で見られるが、こちらは発音器がないので鳴かない。