オスは腹を動かして大きな音を出して鳴く。4月下旬から鳴きだすハルゼミを除けば、夏を代表する昆虫といえる。種によって鳴き声に特徴があり、ミンミンゼミやツクツクボウシなどは鳴き声から種名が付けられている。ニイニイゼミやヒグラシなどはその鳴き声から、〝チーチー坊〟〝ケーケー坊〟などと呼ばれ親しまれている。
幼虫は地中にもぐり木の根から汁を吸う。幼虫期間は短い種で1~2年、長いもので5~6年である。アブラゼミは成虫になるまでの期間が長いほうで、産卵から7年目に羽化する(産卵の翌年に孵化するので幼虫期間は6年)。