主に動物の糞を食べる食糞群と植物の葉などを食べる食葉群に大別される。
食糞群にはダイコクコガネ類、エンマコガネ類、マグソコガネ類があり、〝糞虫(ふんちゅう)〟と呼ばれている。成虫、幼虫ともに動物の糞を食べる。糞虫といえば、『ファーブル昆虫記』に登場するタマオシコガネ(通称ふんころがし)が有名だが、日本には糞で球を作るものはいるが、転がして運ぶものはいない。
食葉群の幼虫は、植物の根、腐葉土、朽木などを食べる。成虫は植物の葉、花粉、樹液などを食べる。農作物の葉を荒らすヒメコガネなどは〝えぞ〟と呼ばれて嫌われる。マメコガネは、マメ類の他にバラ類、ブドウ類、イモ類など多くの植物を食べる。アメリカでは、日本から持ち込まれたマメコガネが農作物に大きな被害を与えたことがある。日本から入ってきたことから、〝ジャパニーズ・ビートル(Japanese beetle)〟と名付けられている。樹液に集まるものには、カブトムシやカナブンなどがいる。