ハバチの幼虫は、葉上で葉を食べるので一見イモムシのように見える。ツツジに付くルリチュウレンジや菜類に付くカブラハバチなどは害虫として知られている。寄生バチの仲間は他の昆虫の卵や幼虫に産卵管を刺して産卵するが、毒針としての機能はほとんどないようだ。ベッコウバチ、ドロバチ、アナバチなどの仲間は、獲物を麻痺させることができる液を使って狩りをする。獲物を麻痺させて生きたまま巣に運び込み、卵を産みつける。餌となるのは、クモ、ガの幼虫、ツユムシ類など、種によって異なる。巣はさまざまで、泥で作るもの、地面に穴を掘るもの、木の穴などを利用するものなどがある。
社会生活をする種があるが、ミツバチ、マルハナバチ、スズメバチやアシナガバチの仲間に限られる。他の種は単独で生活している。
トゲムネアリバチ(メス)