スズメバチの仲間

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 ハチ類の中で最も攻撃性が強い仲間。基本的には巣や餌場を守る防衛行動として攻撃するのだが、その存在に気づかずに近づいてしまい被害に遭うことがある。近くで動くものがあると、襲ってくる敵と判断するので、スズメバチに気づいて慌てて大きな動きをしたり急に動いたりすると危険である。また香りにも反応し、ジュースや香水などに寄って来ることもある。刺されると激しい痛みと腫れをひきおこす。蜂毒に対してアレルギーのある人は、ショック死することもある。
 スズメバチ類はみな昼行性だが、モンスズメバチは夜間も行動する。夜、昆虫採集に出かけると樹液に来ている個体に出くわすことがある。ライトの光に向かって来ることがあるので注意が必要である。
 オオスズメバチは、世界最大のスズメバチで、攻撃性も最も強い。

オオスズメバチ

 チャイロスズメバチは、キイロスズメバチやモンスズメバチに社会寄生する珍しいスズメバチである。瑞穂町では2005年に初めて確認された(110頁からの「瑞穂町におけるチャイロスズメバチの記録」参照)。